【デグーの葬儀・火葬方法】デグーが亡くなったら何をすればいい?遺骨の残し方は?

大切に育ててきたデグーが、ある日突然動かなくなってしまった——。そんな時、何から手をつければいいのか分からず、頭が真っ白になってしまう方は少なくありません。
デグーは小さな体ゆえに変化が早く進みやすいため、慌ててしまうのも無理はないでしょう。しかし、亡くなった直後の対応から火葬・供養までの流れをあらかじめ知っておくことで、落ち着いてお別れの時間を過ごせるようになります。
この記事では『ones ceremony』が、デグーが亡くなった際の安置方法から火葬の種類・費用相場、供養の選び方までを分かりやすく紹介します。大切な家族との最期のお別れを後悔のないものにしたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

デグーが亡くなったら最初にすべきこと|安置の手順

デグーの体は小さくデリケートなため、亡くなった直後の対応がその後の供養の質を左右します。ここでは3つの手順に分けてご紹介します。
まずはお別れの時間を持つ
デグーが亡くなったことに気づいたら、まずは深呼吸をして、これまでの感謝を伝える時間を持ちましょう。ショックのあまり何も手につかなくなってしまうこともありますが、無理に急ぐ必要はありません。
ただし、腐敗の進行はデグーのような小さな動物ほど早く進みやすいため、お別れの時間を取りつつも、できるだけ早めに次の安置作業へ移ることが大切です。
突然死が多い動物であるため、あまりのショックで何も手につかなくなることもありますが、放置すると腐敗が進んでしまいます。焦らず、それでいて後回しにしすぎないバランスを意識してあげてください。
姿勢を整えて体を清潔にする
お別れの時間が済んだら、体をきれいな状態に整えます。死亡直後は嘔吐物や排泄物が付着している場合があるため、固く絞ったタオルなどで優しく拭き、体に水分を残さないようにします。
また、一般的に死後2〜3時間ほどで死後硬直が始まるとされており、硬直後は無理に手足を曲げないよう注意が必要です。硬直が始まる前であれば、まぶたを閉じ、体を丸めるなど自然な姿勢に整えてあげると、穏やかな表情のまま見送ることができます。
すでに硬直している場合は、そのままの姿勢を保つようにしましょう。
保冷剤などで冷やして安置する
体を整えたら、腐敗の進行を遅らせるための冷却を行います。段ボール箱を用意し、布で包んだ遺体と保冷剤(氷)を一緒に入れて安置する方法が一般的です。
タオルで体を包んだうえで、お腹や頭など体温がこもりやすい部分に保冷剤を当てると、より効果的に冷やすことができます。夏場は特に傷みが早いため、保冷剤はこまめに交換するようにしてください。
安置期間中に葬儀社への連絡や火葬方法の検討を進めていくと、気持ちの整理をつけながら次の準備に移りやすくなります。
デグーの火葬方法の種類と費用相場

火葬の方法や費用は業者によって幅があります。事前に選択肢を知っておくと、いざという時に落ち着いて選ぶことができます。
合同火葬・一任個別火葬・立会個別火葬の違い
火葬方法は大きく分けて3種類あります。
- 合同火葬:他のペットと一緒に火葬する方法。遺骨は返骨されないことが多く、費用を抑えやすいのが特徴です。
- 一任個別火葬:デグー1匹だけで火葬してもらい、火葬・収骨は業者に任せる方法。後日、遺骨が返骨されます。
- 立会個別火葬:火葬に飼い主が立ち会い、収骨まで見届けられる方法。手厚く見送りたい方に選ばれています。
| 火葬方法 | 特徴 | 遺骨の返骨 |
| 合同火葬 | 他のペットと合同で火葬 | 基本的になし |
| 一任個別火葬 | 個別火葬・収骨は業者一任 | あり(後日郵送等) |
| 立会個別火葬 | 火葬に立ち会い可能 | あり(その場で収骨) |
費用相場の目安
民間の火葬業者に依頼する場合の費用は、火葬方法や体の大きさ、依頼先によって幅があります。正確な金額は、依頼を検討している業者に直接お問い合わせて確認しましょう。
費用を抑えたい場合は、自治体が行っている小動物の火葬を利用できることもあります。料金や対象範囲は自治体ごとに異なりますが、公式ページで公表されている例として以下のようなものがあります。
| 自治体 | 対象 | 料金 |
| 相模原市 | 20kg以下の小動物 | 1体4,300円(種類・大きさに関わらず) |
| 堺市 | 2kg未満の小動物 | 1体1,000円 |
料金や対応可否は自治体・時期によって変わるため、利用を検討する場合はお住まいの自治体の窓口で最新情報を確認してください。
| 参考:相模原市「よくある質問 動物の死体を処理してほしい」 参考:堺市「亡くなった犬猫などの小動物(ペット)について」 |
火葬・葬儀業者を選ぶときに確認したいこと

デグーのような小さな動物は、対応できる業者が限られる場合もあります。依頼前に確認しておくと、当日になって慌てずに済みます。
デグーなど小動物の実績を確認する
ペット葬儀業者の中には、犬猫が中心でデグーなどの小動物は対応外というケースもあります。ホームページに「小動物対応」「デグー可」といった記載があるか、過去の対応事例が紹介されているかを確認しておくと安心です。
実際にデグーの火葬を担当した経験があるスタッフが対応してくれる業者であれば、小さな体を丁寧に扱ってもらいやすく、初めての依頼でも不安が少なく済みます。気になる場合は、問い合わせの際に「デグーの火葬実績はありますか」と直接聞いてみるのも良い方法です。
依頼前に聞いておきたいことチェックリスト
電話やメールで問い合わせる際は、以下の点を確認しておくとスムーズです。
- 対応可能な動物の種類にデグーが含まれているか
- 合同火葬・個別火葬など、選べるプランの種類
- 費用の総額(出張費・返骨費用などを含むか)
- 火葬までにかかる日数、依頼から当日までの流れ
- 立会いや収骨が可能かどうか
- 返骨方法(手渡し・郵送など)と、かかる期間
土葬・自宅での埋葬を考えている方へ

火葬ではなく、自宅の庭に埋めてあげたいと考える方もいらっしゃいます。ただし、埋葬にはいくつかの制約があるため、事前に以下の注意点を知っておくことが大切です。
- 私有地(自宅の庭など)であれば、土葬をすることができます。思い出のある場所にお墓を作り、いつでもお参りできるようにする飼い主さんもいます。
- マンションの共用部や公園、海岸などの公共の土地への土葬はできません。デグーの遺体は法律上、一般廃棄物として扱われるため、私有地以外への埋葬は認められていないのです。
- 埋める際は、掘り返されたり臭いが漏れたりしないよう、できるだけ深く穴を掘ることが望ましいとされています。花やおやつなど、土に還るものを一緒に添えてあげる飼い主さんも多いようです。
- 庭がない場合や、衛生面が気になる場合は、火葬してから遺骨だけを埋める「埋骨」という方法もあります。においや虫の発生を抑えたい方には、こちらの方法が向いています。
また、埋葬時には以下のものを用意しましょう。
- スコップまたは移植ごて
- 木綿や絹の布、または和紙
- 目印になる石や植木
- (プランターの場合)鉢と土
| 参考:北見市「動物の死体処理」 |
火葬後の供養方法

火葬を終えた後、遺骨をどう供養するかも飼い主が選べるポイントです。ここでは代表的な3つの方法をご紹介します。
手元供養
手元供養とは、遺骨を自宅で身近に置いて供養する方法です。小さな骨壺やフォトフレームと一体になったスペースを設けて自宅に祀る「自宅供養」と、遺骨や毛を納めたペンダントなどを身につける方法があります。
デグーのように体が小さい場合は、ミニサイズの骨壺でも十分に収まりやすく、いつでも手を合わせられる距離に置いておきたいという方に選ばれています。骨壺は湿気によってカビが発生することもあるため、置き場所や保管方法には注意しましょう。
納骨・合祀
遺骨をお寺やペット霊園のお墓に納める方法です。他のペットと一緒に埋葬する合同タイプ(合祀)と、一区画を確保する個別タイプがあります。
合祀は費用を抑えやすく、日頃のお参りやお手入れの負担が少ないというメリットがあります。個別に区画を持ちたい場合や、将来的に飼い主自身と同じお墓に入りたいと考える場合は、対応可能な霊園を事前に確認しておくとよいでしょう。
自然散骨
遺骨を自然に還す供養方法です。散骨を行う前には必ず遺骨を粉状にする「粉骨」の処理が必要とされています。粉骨をしないまま散骨すると、遺骨の形が残ったまま地上に出てしまい、周囲に迷惑をかけてしまう可能性があるためです。
散骨する場所についても、私有地であれば所有者の許可を、山や海であれば管理者の同意を得るなど、周辺への配慮が欠かせません。自宅の庭で行う場合も、近隣の理解を得ておくと安心です。
突然死が多いデグー|元気なうちに知っておきたい心構え

デグーは体が小さく、環境の変化やストレスの影響を受けやすいことから、突然死が多い動物といわれています。元気なうちから心づもりをしておくことで、いざという時にも落ち着いて行動できます。
もしもの時に慌てないための準備リスト
デグーが亡くなった直後は、ショックのあまり何も考えられなくなってしまうことも少なくありません。事前に流れを知っておくだけでも、心の負担は大きく変わります。
以下のような準備をしておくと、もしもの時にも落ち着いて対応しやすくなります。
- 安置に使うタオルや保冷剤、段ボール箱などをあらかじめ用意しておく
- 近隣で小動物に対応してくれる火葬業者を事前に調べておく
- 火葬の種類や費用相場をある程度把握しておく
- 供養方法(手元供養・納骨・散骨など)について、家族の希望をすり合わせておく
よくある質問(FAQ)
Q. 遺骨は自宅で保管しても大丈夫ですか?
A. はい、遺骨を自宅で保管する「手元供養」は一般的な供養方法のひとつです。骨壺に納めて祭壇に置いたり、ペンダントなどに納めて身につけたりする方法があります。
ただし、骨壺の置き場所によっては湿気がこもり、カビが発生してしまうことがあるため注意が必要です。風通しの良い場所を選び、定期的に状態を確認してあげると安心です。将来的に納骨や散骨へ切り替えることも可能です。
Q. 一緒に暮らしていたデグーへのケアはどうすればいいですか?
A. 多頭飼いをしていた場合、相方を亡くしたデグーが元気をなくしたり、食欲が落ちたりすることがあります。無理に環境を変えず、いつも通りの生活リズムを保ちながら、これまで以上に様子を観察してあげることが大切です。
体調の変化が続くようであれば、早めに獣医師に相談しましょう。飼い主自身のペットロスのケアと合わせて、残されたデグーの心身のケアも意識してあげてください。
Q. 火葬費用を抑える方法はありますか?
A. 火葬費用を抑えたい場合は、合同火葬を選ぶ方法があります。個別火葬に比べて費用を抑えやすいのが特徴です。
また、前述のように自治体が行っている小動物の火葬を利用できる場合もあります。複数の選択肢を比較し、対応の丁寧さやデグーの取扱い実績も含めて総合的に判断することをおすすめします。
Q. 火葬後の拾骨(収骨)はできますか?
A. 業者によっては飼い主自身で拾骨できるプランが用意されています。立会個別火葬であれば、その場で収骨まで行えることが多く、一任個別火葬の場合は業者が収骨を行い、後日返骨される流れが一般的です。
拾骨を希望する場合は、対応可能なプランがあるかを事前に確認しておきましょう。収骨の様子を写真で共有してくれる業者もあり、立ち会えない場合でも安心して任せられます。
Q. 供養は必ず行わなければいけませんか?
A. 供養の方法や有無に決まったルールはなく、飼い主の気持ちや状況に合わせて選ぶことができます。手元供養、納骨、自然散骨など、どの方法にもそれぞれの良さがあります。
大切なのは、形式にこだわりすぎず、自分たちが納得できる形でお別れをすることです。迷った場合は、まず火葬を済ませたうえで、時間をかけてゆっくり供養方法を決めても問題ありません。
まとめ
デグーが亡くなった際は、体を清潔に整えて冷やしながら安置し、合同火葬・一任個別火葬・立会個別火葬の中から状況に合った方法を選ぶことが基本の流れです。
火葬後は手元供養や納骨、自然散骨など、飼い主の気持ちに合わせて供養方法を選ぶことができます。突然死が多いデグーだからこそ、元気なうちから流れを知っておくことが、いざという時の安心につながります。
『ones ceremony』では、大切なデグーとのお別れが後悔のないものになるよう、これからも役立つ情報をお届けしていきます。
必要なときに、もう一度読めるように。


